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簿記2級の第1問の範囲の内容を書いています。
本日は有価証券についての続きです。
【問題】
(1)東京商事株式会社の株式1,000株を@¥300で売買目的のために取得し、
代金は現金で支払った。
(2)東京商事株式会社の株式2,000株を@¥330で売買目的のために取得し、
代金は現金で支払った。
(3)東京商事株式会社の株式2,000株を@¥350で売却し、代金は3日後に
受け取る予定となっている。
(1)を仕訳してみましょう。
(借) | 売買目的有価証券 | 300,000 | (貸) | 現 金 | 300,000 | ||||||
次に、(2)の仕訳です。
(借) | 売買目的有価証券 | 660,000 | (貸) | 現 金 | 660,000 | ||||||
大丈夫ですね!
ここで、(3)の仕訳です。
(借) | 未 収 金 | 700,000 | (貸) | 売買目的有価証券 | ??? | ||||||
有価証券売却益 | ??? | ||||||||||
貸方側の???の金額がどのように計算されるのかが問題です。
もちろん売買目的有価証券の金額が分かれば、
有価証券売却益の金額も計算できるはずです。
貸方に記入する売買目的有価証券の金額は(1)と(2)から計算するわけです。
同じ銘柄の株式ですが、購入時の単価が違います。
このように2回以上にわたって有価証券を取得した場合の取得原価の計算は、
通常、平均原価法によって計算することになります。
計算の仕方を確認しましょう!
(1) 1,000(株)×300(円)=300,000(円)
(2) 2,000(株)×330(円)=660,000(円)
合 計 3,000(株)・・・・・・・・960,000(円)
この960,000(円)を3,000(株)で割ることによって
1株あたりの取得原価を求めることができます。
960,000(円)÷3,000(株)=320(円)
したがって、(3)の売却時の仕訳の貸方の売買目的有価証券の金額は、
2,000(株)×320(円)=640,000(円)
と計算できます。
有価証券売却益は差額で計算してもいいし、
2,000株と320円と350円の差額の30円をかけても求めることができます。
2,000(株)×30(円)=60,000(円)
(借) | 未 収 金 | 700,000 | (貸) | 売買目的有価証券 | 640,000 | ||||||
有価証券売却益 | 60,000 | ||||||||||
このような問題が、仕訳問題に出題されるときには、
(1)〜(3)までの資料が一度に与えられるのが普通だと思います。
下のような問題になっているでしょう。
【問題】
売買目的で2回に分けて取得していた東京商事株式会社の株式のうち2,000株を、
@¥350で売却し、代金は3日後に受け取る予定となっている。なお、第1回の
取得は1,000株を@¥300で、第2回の取得は2,000株を@¥330であ
った。
これを、1回目の取得から仕訳を行っていくような解答の方法は得策ではありません!
ぜひ、売却時の仕訳を思い起こして、金額だけを計算するようにしてください!
「簿記2級 商業簿記のポイント」を読んでいただきたい
と思っています。
ぜひ、お友達にもたちばなん の 「簿記2級 商業簿記のポイント」をご紹介ください!