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2009年04月14日

棚卸減耗費と商品評価損

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本日もご訪問いただきましてありがとうございます。

簿記2級の第3問の範囲の内容を書いています。

 

本日は棚卸減耗費と商品評価損についてです。

棚卸減耗費や商品評価損は図を描いて求めることが必要です。

仕訳はしなくても解答を求められますが、

図は必ず描くようにしてください。

 

【決算整理事項】

原価 @¥100  時価@¥90

帳簿棚卸数量 500個  実地棚卸数量 480個

 

上のような決算整理事項からは次のような図を描くことができます。

100

90

商品評価損

棚卸

減耗費

商品(B/S )

480

500

 

問題で気をつけることは、

時価と原価を比べて時価のほうが小さいということ

です。

 

検定試験のときには上記について必ず確認しなければなりません!

 

さて、金額の計算です。

一番外側の青の太い線で囲まれている部分の金額が、

損益計算書の期末商品棚卸高をあらわします。

これは帳簿棚卸高ともいいます。

期末商品棚卸高=100×500=50,000

 

棚卸減耗費の金額は帳簿棚卸数量と実地棚卸数量の差に原価を掛けて計算します。

棚卸減耗費=(500−480)×100=2,000

 

商品評価損の金額は1個あたりの原価と時価との差額と実地棚卸数量を掛け算します。

商品評価損=(100−90)×480=4,800

 

時価と実地棚卸高を掛け算すると

貸借対照表の商品の金額になります。

この金額は実地棚卸高ともいい、

決算残高勘定の繰越商品の金額にもなります。

 

つまり、図が描ければ仕訳をしなくても答案用紙に直接金額を書き込むことができる

のです。

 

決算問題を見たらまず図を描くことを考えてください!

次回は金額の計算です。

 

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posted by たちばなん at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 簿記2級 商業簿記 第3問のポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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