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商品の評価については、実務上、平成20年4月1日以後始まる会計年度においては、新会計基準によって処理が行われることになっております。
2級の検定試験では、出題内容が急に変わるのではなく、受験する皆様が戸惑わないような出題がされるのではないかと思います。
ここでは、従来の方法による説明をしておりますが、最近の検定試験の第3問を見て、商品に関する部分をよく確認することが必要だと思います。
商品の評価については、実務上、平成20年4月1日以後始まる会計年度においては、新会計基準によって処理が行われることになっております。
2級の検定試験では、出題内容が急に変わるのではなく、受験する皆様が戸惑わないような出題がされるのではないかと思います。
ここでは、従来の方法による説明をしておりますが、最近の検定試験の第3問を見て、商品に関する部分をよく確認することが必要だと思います。
今回は前回の売上原価算定の仕訳と棚卸減耗費・商品評価損(4)の続きで、
売上原価勘定で売上原価を算定する場合、
棚卸減耗費だけを売上原価に算入したらどうなるか、
商品評価損だけを売上原価に算入したらどうなるかを
書きます。
【資料】
当期売上高 ¥2,000,000
期首商品棚卸高 ¥40,000 当期商品仕入高 ¥1,210,000
期末商品棚卸高
原価 @¥100 時価@¥90
帳簿棚卸数量 500個 実地棚卸数量 480個
当社では商品の評価に低価法を用いている。
棚卸減耗費は売上原価に算入し、商品評価損は売上原価に算入しない。
(借) | 売上原価 | 40,000 | (貸) | 繰越商品 | 40,000 | ||||||
(借) | 売上原価 | 1,210,000 | (貸) | 仕 入 | 1,210,000 | ||||||
(借) | 繰越商品 | 50,000 | (貸) | 売上原価 | 50,000 | ||||||
(借) | 棚卸減耗費 | 2,000 | (貸) | 繰越商品 | 2,000 | ||||||
(借) | 商品評価損 | 4,800 | (貸) | 繰越商品 | 4,800 | ||||||
(借) | 売上原価 | 2,000 | (貸) | 棚卸減耗費 | 2,000 | ||||||
次に、商品評価損だけを売上原価に算入するケースです。
【資料】
当期売上高 ¥2,000,000
期首商品棚卸高 ¥40,000 当期商品仕入高 ¥1,210,000
期末商品棚卸高
原価 @¥100 時価@¥90
帳簿棚卸数量 500個 実地棚卸数量 480個
当社では商品の評価に低価法を用いている。
商品評価損は売上原価に算入し、棚卸減耗費は売上原価に算入しない。
(借) | 売上原価 | 40,000 | (貸) | 繰越商品 | 40,000 | ||||||
(借) | 売上原価 | 1,210,000 | (貸) | 仕 入 | 1,210,000 | ||||||
(借) | 繰越商品 | 50,000 | (貸) | 売上原価 | 50,000 | ||||||
(借) | 棚卸減耗費 | 2,000 | (貸) | 繰越商品 | 2,000 | ||||||
(借) | 商品評価損 | 4,800 | (貸) | 繰越商品 | 4,800 | ||||||
(借) | 売上原価 | 4,800 | (貸) | 商品評価損 | 4,800 | ||||||
「簿記2級 商業簿記のポイント」を読んでいただきたい
と思っています。
ぜひ、お友達にもたちばなん の 「簿記2級 商業簿記のポイント」をご紹介ください!